これまでにない「unique な価値」を提供することで⽇常を豊かにし、新しい未来を提案するプレミアアンチエイジング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松浦清、以下「プレミアアンチエイジング」)は、プレス金型成形において高い技術力を誇るチヨダ工業株式会社(本社:愛知県、代表取締役社長:早瀬一明、以下「チヨダ工業」)と国立研究開発法人産業技術総合研究所が共同特許を持つ、世界初※1の技術「木質流動成形加工」を取り入れた特製スパチュラ※2を、今夏、エイジングスキンケア※3ブランド「DUO」の公式オンラインショップ顧客及び愛知県名古屋市内の一部店舗にて、限定配布します。
 本施策は、プレミアアンチエイジングが新たに取り組むSDGsプロジェクト「Premier Action for SDGs (以下「PAFS)」)の第1弾施策となります。
※1 2009年「Journal of Materials Processing Technology 」国立研究開発法人産業総合研究所の論文掲載に基づく
※2クリームなどの化粧品使用時に、適量が把握できるへら 
※3 年齢に応じたお手入れのこと



 

■プレミアアンチエイジングのSDGsに対する取り組みと、新プロジェクト開始の背景

 プレミアアンチエイジングでは、独自の循環型事業モデルを構築していくことを目指し、主にエイジングスキンケアブランド「DUO」において、容器の縮小化や、燃焼時に出るCO2を約60%削減できる「グリーンナノ技術」を用い、廃プラスチックリサイクル時のCO2排出量を削減できる環境配慮型製品の採用に取り組んできました。近年、「エシカル消費」に対する意識が高まる中※4、あえて環境に配慮した商品を選択する人が増えるなど、お客様の購買意識も変化しています。このような社会背景の中、プレミアアンチエイジングでは今後さらにSDGsの活動に取り組み、お客様を含めたすべての人が楽しく健やかに暮らせる持続可能な社会を目指すとともに、多様化するニーズにお応えしていくため、新プロジェクト「PAFS」を立ち上げるに至りました。

※4消費者庁「倫理的消費(エシカル消費)に関する消費者意識調査

■世界初の技術「木質流動成形加工」を取り入れた特製スパチュラ開発について

 プレミアアンチエイジングでは、「アセットライト経営※5」戦略のもと、外部の企業、団体が持つ様々な優れた技術、ノウハウを積極的に取り入れ、ユニークな価値の実現にも挑戦しています。今回、特許と論文情報をもとにまだ実用化が限定的な萌芽領域にある「木質流動成形加工」に注目しました。「木質流動成形加工」は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(所在地:東京都千代田区、理事長:石村 和彦、以下「産総研」)が開発して基本特許を所有する技術です。木質材料の改質技術の第一人者である金山公三先生(現・京都大学名誉教授)が、産総研在籍中の2009年に開発し、世界初の技術として論文発表を行いました。その後は、産総研において、チヨダ工業と共同研究を進め、金型や成形条件などの特許申請を行いました。

 プレミアアンチエイジングはチヨダ工業と幾度かの協議を重ね、持続的発展に寄与する木材を使った工業製品の創出の想いを持つチヨダ工業の考えと合致したことから、「PAFS」第1弾の取り組みとして、特製スパチュラ開発に至りました。プレミアアンチエイジングは、マーケティングや商品企画に特化しているため、スピード感を持って本技術をスパチュラに採用することができました。環境保全にもつながる本技術の早期社会実装に向けて、本施策が普及への第一歩となることを目指しています。

※5 資産(Asset)の保有を抑えて、財務を軽く(Light)することを目指す経営のこと。

■「木質流動成形加工」について

 「木質流動成形加工」は、薬剤を染み込ませた木材を金型に入れ、プレス機で熱を加えながら圧力を掛け、押しつぶしていくことで木材を流動化させ、金型に沿って変形させていく技術です。

 

プレス機で圧力を掛け変形するイメージ
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プレス機で圧力を掛け変形するイメージ

樹木は、適切に伐採、植林、育林を繰り返すことで半永久的に入手できる資源・エネルギー源となり得るため、環境問題への貢献と同時に資源枯渇対策にも有効な循環型の素材であると考えられていましたが、プラスチックや金属のように自由に成形できませんでした。 
 流動成形した木材は加工前の木材をはるかに超える強化プラスチック並みの強度であり、軽量であるという特徴を活かし、日用品や自動車の内装などに利用することが想定されて研究が進んでいますが、コスト面など、社会実装に対しての課題がありました。今回は、本来は燃やされる予定のバイオ燃料用木材(スギ・ヒノキチップ)を約70~80%使用し、化粧品を使用する際に使う特製のスパチュラを製造しました。

 

<参考動画:産総研提供URL>https://www.youtube.com/watch?v=iz6rWSKyHKE&t=7s

■増加の一途を辿る国内の森林資源問題について

 現在、日本国内では森林資源量の目安となる森林蓄積が増加の一途を辿っています。森林の蓄積は2019年3月末現在で約52億㎥となり、このうち人工林が約33億㎥と約6割を占めています。森林全体の蓄積量はこの半世紀で約2.8倍※6になっており、特に人工林では約5.9倍※7にも達している状況です。収穫期を迎えた木々が余剰の状況であるにも関わらず、安価な海外産の木材輸入が進んでおり、「使うべき森林資源」が増え続けていることは、日本が抱える大きな課題と捉えることができます。特に人工林と言われる、過去に人の手で植えられた森林は適切な伐採がされず、森林の高齢化(エイジング化)が進んでいます。
森林は伐採しても、その後に植林して適切に管理すれば、次の世代に残すことができる持続可能な資源です。プレミアアンチエイジングは、地球のアンチエイジングに向けこの課題に着目し、国内の森林資源を循環させる「日本の木」を活かす取り組みを推進していきたいと考えています。

※6※7 1966年と2019年における森林蓄積、及び人工林蓄積の対比

 

 プレミアアンチエイジングの「PAFS」は、本施策を契機に今後も持続可能な社会の実現に向けて循環型資源に着目し新たな取り組みを模索していきます。未来のため環境に配慮した取り組みをより一層強化し、お客様へ「uniqueな価値」を提供していきます。

■特製スパチュラ配布概要

配布方法

・オンラインショップのお客様へプレゼント配布
「DUO」公式オンラインショップ(https://www.duo.jp/)にてクレンジングバームシリーズをご愛用いただいている一部のお客様※8へ感謝のプレゼントとして8月下旬より順次発送。

※8ご継続の条件に該当されるお客様のみ。該当のお客様には発送をもってご連絡とさせていただきます。第2弾以降の配布については順次ご案内差し上げます。

・店頭配布
愛知県名古屋市内の一部店舗にて8月下旬に、購入特典として数量限定※9にて配布します。

※9 無くなり次第終了とさせていただきます。

 

■金山公三先生 京都大学名誉教授からのコメント

 我が国が目指している2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、ネガティブエミッションが期待される木質系資源の有効利用が果たす役割は大きい。その実現への寄与が期待されている流動成形は、従来の木材加工技術とは全く異なり、木材の細胞レベルでの物性制御に基づいた流動性の発現と、それによる形状付与および高強度や高耐久性等を得る技術である。今回のチヨダ工業とプレミアアンチエイジングによるスパチュラ製作は、基礎研究が社会実装へと進展した好例であり、更なる研究開発と実用化促進のモチベーションとして大いに期待出来る。