※部署や役職、仕事内容はインタビュー当時(2023年2月)のものです。

アンチエイジングの領域で新たな事業を拡大する。

現在の業務内容を教えてください。

アンチエイジングに関わる新規ビジネスの開発や、当該ビジネスのマネジメント、オペレーションを行っています。具体的には全体のビジネスプランの構想を描き、自社での事業開発、M&Aによる事業追加、資本提携や業務提携による協業を実行に落とし込むことの責任を担っています。人々の心身の健康に直接かかわるプロダクトやサービスを創造し、年齢に関係なく、いくつになっても幸せを感じられる世の中にできるような、アンチエイジングを軸とした新しいマーケットを作っていく。そんな思いを抱いて様々なビジネス展開を検討しています。

具体的にローンチしたプロジェクトはありますか。

2023年1月末に完了したベネクス社のプロジェクトがあります。当社が株式を100%取得し、ベネクス社はプレミアアンチエイジンググループの連結子会社になりました。ベネクス社は、健康作りの3要素である「運動」「栄養」「休養」の中でも、パフォーマンス向上に必要な「休養」に着目し、休養時専用のリカバリーウェアの開発、製造、販売を行っています。リカバリーウェアのパイオニアであり、業界No.1のブランドを持っています。休養という文脈は、アンチエイジングと非常に親和性が高く、人々の心身の休養に貢献していくと考えています。

どのような経緯でベネクス社とのビジネスがスタートすることになったのでしょうか?

当社は、アンチエイジングカンパニーを目指すことを中長期目標として掲げています。化粧品事業においては、主力商品である「DUO(デュオ)」をクレンジングカテゴリーNo.1商品に育てるとともに、DUOに次ぐブランドとして、オールインワンの「CANADEL(カナデル)」やヘアケアの「clayence(クレイエンス)」を育成して、事業の拡大を図っています。今回リカバリー事業領域へ参入することで、アンチエイジングをテーマとした新たな価値を創出することにより、お客様の日常を豊かにし、新しい未来に変えていくことを目指しています。

ベネクス社のリカバリーウェアにはどんな特徴があるのでしょうか。

ベネクス社のリカバリーウェアは、「人間が本来持っている自己回復力を最大限に発揮させること」をコンセプトとし、独自開発の特殊繊維「PHT(Platinum Harmonized Technology)」と体を締め付けないノンコンプレッションデザインによる、身に着けるだけで上質な休養をサポートすることができる休養時専用ウェアです。休養が不足しているすべての人に、「リカバリー」という積極的な休養を行ってほしいという一心で開発しています。

新ビジネス開発推進本部 菱沼 信之
新ビジネス開発推進本部 菱沼 信之

ベンチャーマインドのある会社で、自分の経験を活かしたい。

これまでのキャリアをお聞かせください。

前職では外資系コンサル、アメリカと日本のスポーツ用品メーカー、M&Aアドバイザリーとキャリア形成を行ってきました。特にスポーツ用品メーカーでは主にマーケティングチームを管掌し、製品やサービスの企画開発、ブランディング、コミュニケーション、トップアスリートや著名人を使ったプロモーションなど幅広い業務に取り組んでいました。セールスチームと協働してどのようにお客様に商品を届け、どのようにしたら満足していただけるのかを常に考えて、施策を実行していました。最後はマネジメントの立場として、経営に携わることで、会社の成長実現に努めてきました。

入社の決め手となったのは何だったのでしょう。

私は、お客様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に貢献できることに喜びを感じます。生活に必要不可欠なものも大切ですが、+αの商品やサービスを提供することで楽しく健康になる、そして幸せを感じていただきたいという思いが強くあります。当社が考えるアンチエイジングという領域は、既存概念にとらわれず、お客様が心身ともに本質的な幸せを実感できる新しい価値の提供ができることに気づき、大変興味を持ちました。そして、上場企業とはいえベンチャーマインドがある会社であることも魅力でした。DUOやCANADELなどスキンケアのトップブランドを有していますが、それらの成長に加えてプレミアアンチエイジンググループの成長に貢献するため、新規ビジネスの開発に力を入れていくフェーズであること。事業構想を立案するだけではなく、プロフェッショナル人材として、0→1の戦略・実行から事業成長までを一気通貫で担う事ができるので、これまでの経験を活かして貢献できると感じました。

新ビジネス開発推進本部 菱沼 信之
新ビジネス開発推進本部 菱沼 信之

モチベーションの高さで困難も喜びに変える。

実際に入社して当社の魅力はどこに感じましたか。

皆さん、プロフェッショナルでモチベーションが高いことです。また、情熱のある人たちが多く、コミュニケーションもしやすく、私は入社して日が浅いですが、わからない事を聞きにいけば親切に教えてくれ、会社を良くしよう、お客様に喜んでもらいたいという気概が強く感じられます。ブランドには導入期・成長期・成熟期のステージに合わせて、乗り越えていかなければならない壁がありますが、どんな状況下でも皆さん仕事を楽しみ、周りと協力しながら取り組む風土があります。だから、製品やサービスに会社の熱い思いが伝わり、お客様に喜んでいただける価値を多く提供できると思っています。

魅力に感じていることや仕事のやりがいはどんな点にありますか。

ベネクス社のものづくりへのこだわりに、非常に魅力を感じています。アパレル企業の多くは今ある既存の生地からウェアを作りますが、ベネクス社はオリジナルの生地をつくることから開発しており、原料から作り、糸を作り、そして生地を作る。もちろん心地よさも追求して、パターンや製法、品質にも徹底的にこだわっています。このメイド・イン・ジャパンの神髄を貫いたものづくりの魅力をもっと世の中に発信していきたい。プレミアアンチエイジンググループとしてお客様に対してどんな価値創造・提供が出来るのか、どのように事業をスケールさせることが出来るのかを考え、具体的な実行プランへ落とし込んで行くところにやりがいを感じています。また、新規事業を包括的にマネジメントするため、バリューチェーンの上流から下流までのすべてに包括的に関わり事業をドライブさせていく必要があり、必然と関わる人が増えます。利害関係の不一致などが発生し大変なことも多々ありますが、お客様への価値提供や事業成長など、皆でゴールを共有し達成していく事は、非常にやりがいを感じています。

今後のビジョンを教えてください。

よりハイレベルなマネジメントに携わって行きたいです。そのためにも、スキルアップや実績をしっかりと残していく事が重要ですし、社内に限らず社外に信頼できる多くのパートナーを作っていく事も必要になっていくと考えています。しかし、最も大切なことは、現在取り組んでいる事や今後取り組むべき領域・分野、プロダクトやサービスに対して、どれだけ好きになれるのか、情熱を注げるのかだと思っています。そして、最終的には多くの人をワクワクして楽しませることができるのか。そんな夢を描いて日々奮闘しています。

新ビジネス開発推進本部 菱沼 信之
新ビジネス開発推進本部 菱沼 信之