※部署や役職、仕事内容はインタビュー当時(2023年2月)のものです。
BPRとはBusiness Process Reengineeringの略で、日本語に訳すと業務プロセスの再設計を推進する部です。私は部長として2つのチームを管轄しています。ひとつはインフラ全般のシステム構築を担うチームで、開発と運用を行っています。もうひとつが会計系の基幹システム。こちらはSaaS系クラウドサービスを利用しており、チームで構築と運用を行っています。 現在は、急成長した当社の規模に合わせ、新たなインフラを導入している最中です。リモートワークや出張先における仕事の効率や質を高めるために、場所にとわれずに仕事ができる環境を目指してしています。
2022年に入社して初めてのミッションが、このインフラの整備でした。前職から数え17年間システムに携わってきましたのでノウハウはありましたが、前職で10年かかった規模の作業を半年でやり遂げねばならず、「会社の端末ならば、どんな場所でも仕事ができる」そんな設計仕様でした。導入までは大変でしたが、なんとか想定通りに実装できました。半年という期限がありましたので、まずはスピードを重視した実用化を心がけて取り組みました。 今後は更に社員が使いやすいように細部を調整していく予定です。
基幹システムは2022年リリースしており、導入から1年以上経っています。基幹システム自体、大規模で複雑なものですので、こちらも大変でした。私が引き継いでから、様々な問題点と直面してきましたが 、ようやく安定運用に向かっている状態です。一方で、システムの機能と社員の業務プロセス間にギャップがある時には、業務的プロセスを変更しなければなりません。この調整が非常に難しい。当社には製品開発からマーケティング、販売、倉庫管理など数多くの部署があります。それらの業務を十分に理解していないと、システム構築はできません。ですから、現場レベルの業務理解を深め、より会社に合ったシステムへブラッシュアップすることが現在の課題です。
インフラ整備に関しては 、当初は導入支援をするベンダーからも厳しいと言われていたスケジュールでしたが、チームメンバーの協力やスピード感のある意思決定ができたことで、実際は期限内に完了することができました。この時はメンバーとガッツポーズをしましたね。同業他社の方と話をする機会がよくありますが、当社がどういうシステムを使い、どんな会社になるのか注視されていると感じています。そういうのはやはりうれしいですね 。あわせて、当社の社員からも「社外でも快適に仕事が出来るようになったから助かっているよ!」といった感謝の声もかけて頂き、達成感を得ることもできています。
大手広告代理店の情報システム部門で、クラウドサービスの運用、基幹システムの導入、事業計画に必要なシステム構築をはじめ、様々なキャリアを積んできました。インフラに関する知識は豊富だと自負しています。
自社製品がある会社で働いてみたかったのです。今まで代理店勤務でしたので、製品というものがありませんでした。マーケティング施策で成功した時などはクライアントに喜んでいただけるのですが、それで私が何かメリットを享受できるわけではありません。形のある自社製品を通して喜びを体験したい。そう思ったのがきっかけです。また、意思決定の早いベンチャー企業の方が私には向いていると思い、当社に転職を決めました。
経営陣にシステム導入を提案した際、スムーズに理解してもらえた点はベンチャー企業ならではと思います。スピード感のある仕事ができ、経営陣の課題意識の高さと意思決定の速さを感じています。IT関連の知識は難しい部分もありますが、それでも理解してもらえます。そのような意味でも、働きやすい職場です。
システムを導入したばかりですので、これから業務に活用できるようメンテナンスを続けたいと思っています。ITツールは日々進化してします。そのスピードに遅れないよう、しっかり費用対効果が出る使い方、各部署に適した使い方を提供したいと考えています。今後は各部署の生産性向上を一層支援できたらと思っています。
皆さん気さくに話してくれますし、対応もしっかりしています。ベンチャー企業ですので、部署の垣根を越えたコミュニケーションも活発で、オープンマインドの社員が多いと感じています。私自身も初めての転職で、入社時は不安もありましたが、質問すれば誰もがフランクに教えてくれる雰囲気の良さがあります。
システムに関していうと、まずは本質的に、現場のビジネス課題を解決出来る方でしょうか。これから販売やマーケットといったフロント業務の生産性向上につながる仕組みを提供したいと考えています。難しい業務ではありますが、そこに喜びを感じる方に入社してもらえると嬉しいです。スキルは入社後でも十分に磨けますが、マインドは難しい、何よりも仕事に対する意欲がある方に来ていただきたいです。