DUO「ディズニープリンセスデザイン」
新卒社員プロジェクト

今回集まっていただいたのは、プロジェクトでマーケティング関連やWebサイト制作などを担当された足立 実結さん、商品企画や化粧箱などを担当された堀 羽衣音さん、そして、事業戦略を担当された古賀 明日香さんです。新卒同期の３人が繰り広げるトークをお楽しみください。

ある日突然、新卒で入社した９名の同期が集められて、新卒だけでのプロジェクトの立ち上げを告げられました。決まっていることは、デュオブランドのディズニーデザインの商品化、概算売上目標、発売日の３つだけでした。「新卒の皆さんは即戦力だと思っているので」と高い目標を提示されたことをよく覚えています。

私もそのことがとても印象に残っています。本部長から即戦力だと思っていると。期待されているんだなと思って嬉しい反面、不安もありましたね。こんな大きなプロジェクトを任せてもらえるなんて思っていなかったので、楽しみではあるけどすごく不安。設定された発売日までの１年弱で本当に発売できるのかと思いました。

私も同感です。新人でスキルも経験もないのに大丈夫かなという不安。でも、ドキドキと同時に楽しみも大きかったです。自分たちで自由に販促方法やターゲットも決めていいということだったので、こんな大きなチャレンジができるなんて、すごくワクワク感がありましたね。

ほんとですよね。最初集まって３つのことしか決まっていない中で、まず何をしたんでしたっけ。そう、役割分担。やはり自分たちの得意なこと、普段仕事でやっていることを活かしていこうとなって。

例えば私は、商品企画、足立さんはマーケティング、古賀さんは事業戦略という役割分担でした。リーダーを決めて基本的にそれぞれ自分の部署の業務を担いながらお互いにフォローし合う。そのような感じで、皆で不安とワクワクを抱えながらの船出となりました。

最初は商品の企画からです。役員へのプレゼンテーションまでに上層部との相談会が設定されていたのですが、そこで承諾を得るのが想定以上に大変でした。相談会で色々とご指摘をいただき持ち帰る。皆で話し合って改善案を出して、また相談会に臨む。その繰り返しで、頻繁にプレゼンテーションをやっているような感じでした。承諾が得られるまで３ヶ月くらいかかりましたよね。

私にとって大変だったのは、チームミーティングが週１のペースであったこと。通常業務が終わってから皆のスケジュールを調整するのも難しかったです。上層部からのダメ出しを、限られたミーティングの時間内で改善していくのも大変でした。

ほんと、大変でしたよね。その結果３案に絞り、いよいよ役員プレゼンテーションに向けた資料づくりで四苦八苦。私は商品企画を担当していたので、想定ターゲットやなぜこの企画が売れるのかというデータや理論的な部分の資料作りに奔走しました。プレゼンテーションの当日は緊張しましたよね。皆さん、どうでした？

プレゼンテーションは基本的にプレゼンターが一人いて、その方がコンセプトや商品企画、戦略、予算など、各担当者に話しを振っていくスタイルでした。私は予算の話をしたのですが、プレゼンテーションの経験なんてなかったので緊張しました。

でも、皆いい感じでプレゼンテーションができたかと思います。役員の皆さんから拍手をいただいて、やったねという喜びが湧いてきたのを覚えています。

提案した企画の中には、中身や容器を一から作る案もありました。しかし、5種あるデュオのバームをさらに知ってもらいたいという思いから、最終的にはデュオ ザ クレンジングバームシリーズの５種をハーフサイズにして、それぞれディズニープリンセスのキャラクターをデザインする案に決まりました。

こうして振り返ってみると、アイデアはあるものの、それが本当に売れるのか、お客様が本当に求めているものなのか、不安な気持ちもありながらも提案することが最も大きな壁でした。

私も同じです。加えて、どの部署がどう関わっているのか、どのようなことを決めているのか知らなかったので、何を確認すればいいか、今何が足りていないのかわかりませんでした。企画を提案する際も、このような背景やデータに基づいて売上が期待できるという論拠の示し方がわからず、どこまで行ってもゴールが見えないような不安感が拭えませんでした。

最初は皆バラバラの方向を向いていたのが、ミーティングを重ねるうちに同じ方向を向けるようになってきました。意見を求めると皆がそれぞれの知見をもとに出してくれたり、企画を進める上で必要な情報は皆が積極的に出してくれたり。メンバー以外の様々な部署の方がサポートしてくれたのは嬉しかったです。

ほんと、チームワーク良かったですよね。他の仕事が忙しくてミーティングに参加できない時も、他の参加メンバーが後で説明してくれるなど、フォローしてくれました。

コロナ禍で工場がロックダウンして商品が届かない。撮影が遅れちゃう！そんな大ピンチの時も工場の皆さんが親身に対応してくれたり、ECサイトの商品ページの細かな要望にもデザイナーの方々がスピーディーに応えてくれたり、周囲の方々に助けられたプロジェクトでした。たくさんの苦労があっただけに、ECサイトの商品ページを公開した時、そして商品が店頭に並んだ時はとても嬉しかったです。

私もショップに見に行きました。すごく大きく扱っていただいていて感動しました。

私も原宿に見に行きましたよ。豪華なディスプレイでびっくりしました。そして、ECサイトでは初日から予想以上の販売状況だったんですよね。

そうそう。初日はどれくらいの売れ行きになるのかドキドキでした。リアルタイムで受注状況がわかるシステムを見ながら、今何個売れている！みたいな報告をチャットに上げて、メンバーの皆で喜びを分かち合っていましたよね。社内の人も興奮して、いつもは接する機会のない方や、話したことのない方からも連絡をいただいたりして、喜びがこみ上げてきました。

このプロジェクトを通して最も学んだことは、チームワークの大切さです。私はそれまで他の部署の人と協力する機会があまりなかったのですが、様々な人と協力することで、すごく勉強になりました。色々なスキルをもった人が集まると、すごく可能性が広がることを実感しました。皆さんどうでしたか？

本当に自分の部署と他の部署の仕事の理解が大きく進みました。様々な立場の人の目線にふれることができ視野が広がりました。この経験は間違いなく現在の商品企画の仕事に活きています。

私も同感です。商品を企画してそれが形になり、売れるまでの流れをすべて見ることができました。ECサイトでの発売や商品が店頭に並ぶまでの長いフローに携わる様々な立場の方の思いを知ることができたのは、かけがえのない経験となりました。

新卒１年目の新人でも、プロジェクトを全面的に任せるプレミアアンチエイジング。多くの先輩や仲間の協力とサポートを受けながら幾多の壁に挑むことで、大きな成長と経験を得ることができるのです。