お客様に安心安全な

製品をお届けするのが品質保証。 

その使命に日々挑戦。  

2020年入社

品質・SCM本部
品質保証部 部長代理

林﨑 綾

※部署や役職、仕事内容はインタビュー当時(2023年2月)のものです。

お客様との信頼関係を守る、大きな責任が私たちの品質への姿勢を形作る。

現在の業務内容を教えてください。

私が所属する品質保証部は大きく分けて3つの業務を担っています。まずは品質や安全性を担保し、様々なトラブルにも対応する品質保証の業務、エビデンスや法規制に基づいて広告等を確認する業務、海外で販売するための様々な申請や広告表現のエビデンスを取得する業務があります。私は、マネージャーとしてメンバーが業務を滞りなく行えるようにフォローしています。

品質保証に関して、独自のこだわりはありますか。

当社は自社工場を持たないファブレス企業なので、OEM企業にご協力いただきながら製品の安定性や安全性を確認します。6ヶ月ほど安定性テストを行い、その後は、容器やラベル表記が正しいかを確認 。さらに、使用者テストを行い使用性や肌への問題がないかを厳重にチェックします。仮に、販売後に品質面で問題があった場合はOEM企業と原因を究明し、改善策を立て、現場に出向いて改善のチェックをする体制も整えています。 また、日頃から工場に足を運び、監査や改善提案も綿密に実施しています。

仕事のやりがいや喜びは、どのような時に感じますか。

品質保証は、お客様に安心安全な商品をお届けすること。それによって初めて信頼関係や社会的な信用が得られるので、とても責任のある部署といえます。その責任の重さが私たちの業務への姿勢を形づくってきました。お客様からの信頼を裏切ることはあってはならない。そうした思いのもと各商品を世に送り出しているので、店頭で実際に商品が並んでいるのを見ると大きな喜びが込み上げてきます。

スピード感のある成長企業で、自分の経験を活かしたい。

どのようにしてキャリアを積まれてきたのでしょうか。

新卒から化粧品会社でキャリアを重ね、前職では海外で日本市場に適した化粧品を見つけて輸入するという仕事をしていました。私の業務は 品質や成分をチェックして日本市場に導入できるか、法律で禁止されている成分はないか、日本人の肌に合うかなど、様々な観点で日本市場での可能性を探っていました。

プロフェッショナルな方がどのような経緯で入社されたのでしょう。

ちょうど当社が製造販売業という業許可を取得しようとしているタイミングでした。製造販売業の業許可を取得することで、商品のパッケージにある製造販売元に自社の名前を記載できるようになります。それは、製造から販売まで責任を持っているという社会への約束であり意思表示。私は、製造販売業の業許可取得に何度か携わった経験があったので、即戦力になれるかなと。会社が一つ上のフェーズに行くお手伝いができるのも入社の決め手となりました。

実際に入社されて、どのような印象を持ちましたか。

入社当時は80人くらいの規模でしたが、その後は急成長を続けて新しい部署が次々と生まれています。それぞれの役割も明確になってきたけれども、部署の垣根を超えてみんなで一つの目標に向かう姿勢はずっと変わらない。品質保証部の仕事は、様々な人の協力なしには成り立ちません。トラブルの原因を究明するためには、技術開発部門から技術面の知見を、営業部門からは販売ルートの情報を、さらに保管状況を把握するためには物流部門にも協力いただくことがあります。部署の壁を超えてみんなが団結し、誰かが困っている時は、みんなが助けてくれる。そのような文化が根付いていることを感じました。

社員に寄り添い、制度や組織を柔軟に変える会社。

ご自身が感じている会社の魅力は、どんな点にありますか。

柔軟性があるところです。私は子供が3人いて、入社時は、10歳、7歳、3歳でした。私が入社するにあたり、育児中でも働きやすいようにと時短制度をつくっていただきました。現在はフルタイムで忙しく働いていますが、お子さんをお持ちのママ社員で、時短制度を利用している方もたくさんいらっしゃいます。人を活かすために制度や組織も前向きに検討してもらえる会社です。

職場環境や育成はどのようにお感じでしょうか。

女性はもちろん、新卒でも挑戦できる環境です。私の部署で一緒に働いている新卒2年目の社員には、まるごと一つのブランドを任せています。昨年の入社当初は、メンターをつけて手取り足取り、手厚く教えていましたが、それでは成長を止めてしまうということに気づきました。スタートとゴールを設定して、ある程度自主性に任せる。本当に困った時は助けるし、常に寄り添う姿勢を忘れないようにしていますが、一つのブランドを発売するまで責任を持って担当してもらっています。今ではすごく頼もしくなり、部長にも臆せず意見を述べられるようになりました。この経験は私の成長にも繋がっています。私自身も3人の子供がいて、いつ保育園から呼び出されるかわからない立場で、責任のあるポジションを任せていただいている。ありがたい環境だと思っています。

今後はどのようなキャリアビジョンを描いていますか?

私は薬学部出身で、大学院ではアトピーの研究を行っていました。皮膚のトラブルは薬によってある程度抑えることはできるのですが、薬をやめるとまたぶり返すことがあります。薬という特別な処方ではなく、スキンケアという日常的な行為で肌の健康に貢献したい。品質保証という業務を通じて、当社の各ブランドとお客様との信頼関係や社会的信用をもっともっと強くしていきたい。そんな思いを胸に日々挑戦を続けています。