新たなブランドを生み出す、

その責任感と醍醐味。

キャリアを活かして走り続ける。

2021年入社

ブランドマネジメント本部 
ブランドマネジメント3部 部長

市原 澄子

※部署や役職、仕事内容はインタビュー当時(2023年2月)のものです。

市原 澄子

新ブランド立ち上げで実感したリーダーのやりがい。

現在の業務内容を教えてください。

新ブランド開発の創設のため、2021年2月に新設された部署のブランドマネジメント3部に在籍しています。新たなブランドを立ち上げてお客様に新しい価値をご提供すること、そして会社の成長に貢献するのが私に与えられたミッションです。おかげさまで、2022年3月に「clayence(クレイエンス)」というヘアケアブランドを発売しました。当社の商品は、これまでスキンケアが中心だったので、ヘアケア領域への本格的な参入は大きな挑戦でした。

新しいブランドはどのように生まれたのでしょうか。

アンチエイジングはスキンケアだけではありません。髪のアンチエイジングという新たな領域で、まず初めに最大の悩みである白髪ケアについてお客様に新しいご提案をしたいと考えました。その第一弾として自宅で手軽に白髪ケアができるカラートリートメントの開発に着手しました。白髪があると自信が持てないと感じる方が多くいらっしゃいますが、私たちの商品をお使いいただき、カラーを楽しむことで白髪ケアをポジティブなものに変えていただきたい。それが開発スタートからのチームの想いでした。

白髪ケアをポジティブにというコンセプトは、どのように思い至ったのでしょうか。

実は私も18年以上白髪染めをしています。この先あと何十年白髪を染めなければならないのだろう、だとしたらもっと簡単に、白髪染めをポジティブなものに変えられないかと自分事として捉える中で、お客様もきっと同じ悩みを抱えていらっしゃるに違いないと気づいたのです。

ブランドの立ち上げは大変だと思いますが、何から始めたのでしょうか?

市場調査です。多くのカラートリートメントが既に発売されているので、単に新しいヘアカラートリートメントでは、ユニーク性や反響がないし、お客様へのメッセージにも具体性が欠けてしまう。どういう新しい価値を付けるか非常に悩みました。売上げ上位の他社製品を色々と使うことで、私たちの実現すべき白髪ケアが見えてきました。

開発にあたって苦労されたことはありますか?

容器開発は苦労の連続でした。市場に出回っているカラートリートメントはチューブに入っているものが一般的です。チューブを採用するメリットは価格が安く抑えられる等ありますが、デメリットもあります。それは、お客様が使用中にカラートリートメントを継ぎ足したい際、中身が付いた手でチューブの蓋を開けて本体を絞る必要があるので、容器が汚れてしまうという点にあります。しかし、ポンプを押すだけなら手が汚れていても簡単に中身を手に出すことができます。そこでポンプを採用したのですが、ここにも問題がありました。ポンプは中身を吸い上げるので、最適な粘度でなければいけません。その粘度を探るため、毎日ポンプを押し続けました。もう何回押したのかわからないほど。でもこの地道な検証と確認の甲斐あって最良の容器開発にたどり着くことができました。

市原 澄子
市原 澄子

成長する企業で、自分の手腕を試したい。

これまでのキャリアをお聞かせください。

前職は通信販売を中心とした化粧品会社で商品企画を担当していました。当時からプレミアアンチエイジングには注目していて、クレンジングバームに新しい価値を付加してヒット商品を生み出す、その手腕に驚かされていました。経営陣との面接で、今後はアンチエイジングへの取り組みを拡大したいとの意向を聞き、この会社なら私のキャリアが活かせ、臆することなくチャレンジできるのではないかと感じて転職を決意しました。

 

入社当初はいかがでしたか。

新設部署ということで、組織作りも含めて大きな責任を負うことになりましたが、その自由度も励みとしながら、既に活躍していた社員を中心に編成しました。キャリアがあるとはいえ、入社したての私にこれだけの裁量を与え、任せてくれたのは、今振り返ると貴重な経験でした。

周囲のサポートなどはあったのでしょうか。

最初にチームに入ってくれたのが、当社の主力ブランド「CANADEL(カナデル)」を立ち上げたメンバーで、その経験を活かしてもらいました。経験があるのは強いですね。承認の取り方や業務の進め方は会社によって違いますので、それらもサポートしてもらいました。

クレイエンスの販売状況はいかがでしたか。

2022年3月に発売しましたが、社内の誰もここまで良いスタートが切れるとは予想していなかったと思います(笑)。発売数日で注文が次々と入り始め、2週間後には増産体制の調整に入ったほどです。すぐに購買部署と連携してもらったところ、ありえないぐらいの速さで工場側も増産体制を整えてくれました。社内・外の連携がクレイエンスの成功に導いてくれた、そう感じています。

市原 澄子
市原 澄子

目指すのは性別、年齢を超えた新たな商品開発。

部長として後輩の育成も担っているそうですが、配慮していることはありますか。

後輩社員の成長を目の当たりにするのは、私の一番の喜びです。いつも皆に伝えていることですが、仕事のやりがいは自分でしか見出せないのです。私が教えてあげられるのは最善の方法だけ。仕事の達成感を得るためには、日々の丁寧な業務の積み重ねがとても大切です。商品開発はスパンが長い業務なので、毎日の積み重ねが大きな成果につながることを感じてほしいです。

今後のキャリアビジョンをお聞かせください。

アンチエイジングというものは根本から改善しないと意味がありません。これからも、お客様のお悩みとご不便の解消、利便性の追求をさらに続けたいと思います。今は女性向けの商品が主力ですが、これからは年齢、性別に関係なく、誰もが当社の商品を毎日使ってくださる、そんな光景を思い描いています。プレミアアンチエイジング社っていつも面白い商品作るよね、そんな評価をいただける商品開発を目指していきます。

市原 澄子
市原 澄子